10/18 NHKニュースウォッチ9「危険!ベビーカーが電車の扉に…なぜ事故は続発する」のウラにあるもの。

スタッフ・キノウチです。

10月19日の「妊婦さんのためのお灸教室」、
無事に終了いたしました(^^)
臨月の妊婦さんがご参加くださったこのお灸教室レポは
のちほどじっくりアップさせていただきますね~

さて、今日は長文&雑文です。
ちょっとめんどくさいぞ、と思う方はどうかお読みとばしを。

おととい10月18日に
NHKニュースウォッチ9にて「危険!ベビーカーが電車の扉に…なぜ事故は続発する」が
特集されていました。

産後ママにとっての必須アイテム・ベビーカー。
とはいえ、ここしばらく、
駅ホームにて電車扉にベビーカーが挟まれた事故が続いています。
今回はその事故検証とそれを防ぐための方策についてのレポでした。
事故原因としては
乗車時に持ち上がったベビーカー前輪が
電車ドアの事故防止センサーが感知しにくい高さで挟まったためそのままドアが閉まり、
ベビーカーごと引きずる事故につながった、とのことでした。
では、事故防止のために必要なことは?ということで
後半は対策としてのJRの取り組みと
世田谷で行われている 周囲の人に子連れ外出への理解を得るための活動が紹介され、
特集は終了。
内容自体には大きな違和感はなく見ていたのですが
(特集後の司会者によるシメの言葉にはちょっとキレましたが・・・)
翌日なにげなーくこの特集のキーワード検索をして、ビックリ。

NPO法人せたがや子育てネットさんに
放送直後から批判のメールが続々届いているというのです。
ニュース放映された世田谷での活動紹介部分については
家事しつつのチラ見で詳細未チェックなのですが
つたない記憶とPCでかき集めた情報を集約すると
当事者である現役ママたちから声をあげていくことで
電車のベビーカー子連れ乗客への理解を周りの人たちに深めてもらい、
暖かいまなざしで見守ってもらえる社会作りを目指していこうというのが世田谷での活動。
じゃあ、それに対して寄せられる批判とは?というと
「今の親は傲慢だ」「権利ばかり主張している」
「昔はベビーカーはたたむものだったというのに今の親ときたら…」
というような内容が殆どのようです。

どうやらNPOせたがや子育てネットさんにとって
この批判はある程度予想された反応だったようですが
批判内容を読んだ当初、わたしはブチ切れておりました。
「世間はなんて冷たいんだ!当事者の声を理解しようとしないなんて。
やっぱり東京は冷たい人ばっかりだ!!!
確かにベビーカー時代は手伝ってくれる人なんて殆どいなかったし
なんて子育てしにくい社会なんだ!!」と昔を思い出して
一人でぷんぷんハラを立てていたワタシ。

でもその後さらに検索を進めていくと、このニュースのウラ側にある、とある事実が。

4つ葉プロジェクトでの子育て環境研究所・杉山千佳さんブログ
ベビーカーを開いたままでの電車利用ができるようになったいきさつが紹介されていました。
98年、いままでベビーカーを閉じて電車利用せざるを得なかった千葉のお母さんたちが
この問題を議論し、署名を集め、鉄道会社に掛け合った末に「自己責任で」という但し書きつきで
ようやくベビーカーを開いたままの乗車が可能になった、というのです。

今まで、そんな背景があったなんて知らなかった。。。

さらに検索を進めると、その千葉のお母さんたちが要望活動の際に作成した
「利用者のマナー10カ条」を発見。

以下がそのマナー10カ条です。

=====================================

千葉県船橋市の母親らでつくる「サークル爽風」は98年当時、
ベビーカーを開いたまま電車に乗れるよう、鉄道会社への要望などを行った。その際、気持ちよく乗車できるよう「利用者のマナー10カ条」を作成した。

==============
 ■ベビーカーで電車を利用する際のマナー10カ条(「サークル爽風」作成)
 <1>ラッシュを避ける
 <2>切符購入はあらかじめ離れた場所で料金の確認と小銭の用意
 <3>人の流れを妨げないよう端による
 <4>急な方向転換はやめる。立ち止まる時は広いスペースや邪魔になりにくい所へ
 <5>周囲にぶつからないように気を付ける。ぶつかったときは「すみません」の一言を
 <6>電車内では前輪を内側へ引っ込める
 <7>電車内ではストッパーをかけ、ベビーカーに手をかけておく
 <8>グループで場所を広げるのはやめる
 <9>傾斜しているホームもあるので、ベビーカーから目と手を離さない
<10>困ったときは1人で抱え込まないで、誰かに手伝ってもらう勇気を持つ

=========================

このマナー10ヶ条、もちろんわたしはまったく知りませんでした(お恥ずかしいことに・・・)。
つまり、要望した側が守るべきルールの周知徹底が置き去りになったまま、
「電車にベビーカーを開いたままで乗る」という権利だけが全国に広がり、
今に至っているのです。

当事者として声を上げるのはもちろんとても大切なことだと思います。
なぜなら声を上げなければ思いは伝わらないから。
そして、批判している人たちの思いを知ることもできないから。
ですがそれと同時に
「ベビーカーを開いて乗る」ことを選択したのであれば
その前提として少しでも多くの当事者たちが
まずはこの10カ条の存在を知り、実践していかねばならないと思うのです。

・・・そんなわけで
当初、そうとう当事者シフトだった私的意見は
紆余曲折の末、ちょっとしたカオス状態となっております
ただ一つ、強く思っているのは
この10カ条をベビーカー利用する当事者に対してもっと周知徹底すべきなのではないか、ということ。
せめてこのブログにたどり着いてくださった方にはどうしても知っていただきたく、
長文ながら詳しく紹介させていただきました。
このお話をどうかみなさんの周りの妊婦さん、お子さんをお持ちのお母さんに
伝えていただけたらと思っています。

そしてもう一つ。
今回のことを通じて感じたのは
当たり前ながらメディアからの発信はあくまでも1側面でしかないんだよな~ということ。
それを額面通りに鵜呑みにするのではなく、
その問題のウラ側にあるものを知るためには
その与えられた情報を自分で辿り、見つけ、考えることがいかに大切かを
ガッツーンと痛いほど思い知らされた1日でもありました。

最後に、余談。
…それにしても、先述した特集ラストでの司会者シメの一言、
「もっと時間に余裕をもって出掛ける、ベビーカーは折り畳むようにしたいですね~」はあまりにヒドい。。
聞けばJR東日本がベビーカーの電車事故防止キャンペーンを25日から展開するとのこと。
うがった見方をすれば、これもキャンペーン促進の一環の特集だったんでしょうか。
だからといって
こんな適当な一言でシメるというのは制作者の責任としてどうなの?
いろいろな人に影響を与えるアンカーマンとして、
もっとメディアの責任を感じて発言してくれよ~!!と思うワタシなのでした。
(この日のわたしは怒ってばっか…


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AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・NARD認定アロマテラピーアドバイザーの2児(7歳&1歳ちょうど)の母が、杉並にて開いているちいさなクラスです。
親子向けアロマテラピークラス&妊娠出産産後育児にかかわるクラスを開いています。近隣エリアに住むこれから産むかもしれない人~妊婦さん~産後の方~先輩ママが考えあい、学び合い、つながり合い、その輪がゆるやかに広がっていくお手伝いができればと思っています。
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