NHKクローズアップ現代「医療トラブル・医師との対話」(11/20放送)

スタッフ・minaです。
なぜだか分かりませんが、ニュース番組に興味を示す6歳長男
新聞のテレビ欄を見て、「今日はこんなのやるみたいだよ~」と教えてくれることも。
意味が分かっているとは全く思えないのですが、知ったかぶりをしたい年頃なんでしょうか
そんな彼に知らされて、医療トラブルに関する番組を見ました。


自分や家族が、予測を超える悲しい事態に遭ったときに考えてやまないのは「なぜ、そのようなことが起きてしまったのか(原因)」「その事態を防ぐ体制は十分だったのか(責任の所在)」だと思います。

医療に伴う不測の死や後遺症に対し、治療過程で何が起きたのか、防ぐことはできなかったのか。。。それらを知りたいという思いから、本人や家族の方たちが裁判を起こすことがあります。
訴訟の中でも、特に医療訴訟は、心身ともに疲れきってしまうとききます。
そのような思いをし、仮に“勝ち負け”の判決が出ても、原因が納得される形で示されない限り、患者側関係者の方々の思いの落ち着く場所はありません。

医療トラブルに対し、医者・病院側と患者側が、裁判という形ではなく、徹底的な調査と話し合いで解決の道を探ろうという「ADR(裁判外紛争制度)」という試みを、東京女子医大が実践しているそうです。

2001年に、心臓病医療の権威といわれる東京女子医大病院での心臓手術で、原因不明の経過から息子さんを亡くしたご両親は、このADRという方式で、病院側との話し合いを始めました。
手術前、「難しい手術だけれど安心してください」と言った執刀医は、手術後に「満足のいく手術だった」と経過をご両親に報告したにもかかわらず、その直後、息子さんは容態が急変して「原因不明」のまま亡くなられたそうです。
「息子の体に何が起こったのか」「医療ミスの可能性はないのか?」。
悩み続けるご両親に対し、病院側は手術経過の徹底的な調査を行い、2005年6月から約5ヶ月にわたって計4回、ご両親への説明の機会を設けました。
この説明の場は、当の執刀医が出席を拒むという、しょっぱなからご両親が失望を感じる始まり方をしました。
しかし、調査と話し合いの結果、「手術過程で心臓の表面の縫い目が血の流れを圧迫し、心不全を起こした可能性が高い」ことが分かりました。
病院側は「手術がきっかけで心不全を進行させ、患者は亡くなった。結果的に手術は成功とはいえなかった」と認め、ご両親に和解金を支払うという形で話し合いは終わったそうです。

東京女子医大が、医療上のトラブルに対して患者側との対話を積極的に進めることになった背景には、同病院の相次ぐ医療事故に加え、カルテ改ざんという証拠隠しが明るみに出て世間的な信用を落とし、このままではいけないという危機感が大きくなったことがあります。

もちろん、すべてのケースが調査と対話で解決できるわけではないと思います。
徹底的な調査をしても原因が分からないこともあるでしょうし、何件ものケースで患者側との徹底的な対話の場を持てば、医療体制にも大きな負担がかかってくることが想像できます。

しかし、命にかかわる現場において、人は基本的に医師を信頼し、「治してくれること」「安全」を求めているのではないでしょうか。
信頼関係なくして、医療は成り立たない、そんな当たり前のことを、この番組を見てあらためて感じました。
「原因不明」の「原因」が何だったのかを医療側が可能な限り調べ、患者や家族に説明をし、記録に残し、今後の医療に生かしていくというプロセスが見直されていってほしいと思いました。

お産現場でも、死に至るまでではなくても、医療側の説明不足が妊産婦さんの心に大きな傷を残すことが、少なくありません。
納得のいく経過説明をきちんと受けることで癒される傷も多いはずなのに、医師側がその時間さえ惜しまなければいけないのは、悲しいことだと思います。
一介の主婦の私がこのようなことを考えても、「1つ1つのケースに対して納得の得られるまで説明をしていたら、産科医療現場はさらに回らなくなる!!」という医療側の悲鳴も聞こえてきそうです。
しかし、しっかりとした信頼関係が少しずつ築かれていくことは、環境改善の大切な第一歩なのではないかなー。。。などと感じたのでした。。。

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