NHK総合・特報首都圏「急増“お産難民”」(5日19:30~20:00放送されました)

スタッフのminaです。

「陣痛が来た」「体調が悪い」「何か様子がおかしい」。。。このような変化を感じた妊婦さんは、通常、定期的な妊婦健診を受けている病院に緊急時でも診てもらえるはず。。。(そもそも陣痛はいつ始まっても緊急事態ですよね)

しかし、妊娠・お産の現場では、陣痛や異変を感じた妊婦さんが救急車を呼び、いくつもの病院に断られ、救急車や自宅で出産してしまうケースが、首都圏でも増えていると言われています。
その原因は、救急で断られる妊婦さんには、そもそもの「かかりつけ医」がいないケースがほとんどだと、番組では報告されています。

妊婦さんのかかりつけ医でない病院が、救急診察の要請を断る理由でもっとも多いのは、まさに「かかりつけ医でない」こと。初めて診る妊婦さんは、母体やおなかの赤ちゃんの様子など妊娠経過が分からないため、不測の事態に責任を持って対応できない、ということが一番の理由になっています。

では、なぜ、かかりつけ医のいない妊婦さんが多いのでしょうか。。。
報告では、「経済的な理由から、妊婦健診を受けていなかった」「通っていた病院の産科が閉鎖され、代わりの病院がなかなか見つからなかった」「妊娠中毒症を発症して転院することになったが、対応できる病院が近場で見つからなかった」などの事例を挙げています。

背景として、産科医の厳しい労働条件、それに対する報酬の低さ、万が一の自体の訴訟のリスクなどから、産科医のなり手が減っていることなどを指摘しています。
国や自治体も、産科医の勤務条件や妊婦健診費用の助成などの対策を打ち出しているけれど、支援策は自治体でバラつきもあり、まだ目に見える効果として現れてきていないという報告でした。

出演されていた産科医で北里大学教授の海野信也先生は、産科医減少の実態を認めながらも「“妊婦のたらい回し”が増えているといわれる首都圏では、産科医の絶対数が少ないわけではない。妊婦さん自身も、予測できる範囲のリスクに対しては、余裕を持ってかかりつけ医を探してほしい」と呼びかけていました。

順調に経過していても、予期せぬ突然のトラブルが起こることも少なくない、妊娠・出産。
「緊急事態の受け入れ先を決めるルールが決まっていない(=救急車から何件もの病院に要請をしなけらばならず、挙句の果てに断られる現状)ことが何よりの問題」と海野先生は指摘します。
挙げられた例を見ていると、妊婦さんの状況は決して他人事ではないし、今まで経過を見ていない妊婦さんの受け入れを躊躇する医療機関側の言い分も、まったく理解できないことではないと感じます。

どうしたら、そのような事態は減らせるのでしょうか。。。
番組では答えは出ていません。「社会全体でも考えてほしい」という海野先生の呼びかけに、当事者側としては何ができるのか、考え込んでしまいました。

先月22日にsee momで行った、助産師・大坪三保子先生の講座では「お産にかかわる医療従事者側と、妊娠出産をする当事者側の意見交換の場の必要性」「妊娠兆候を感じたら、なるべく早く医療機関の診察を受ける必要性(初期流産、子宮外妊娠などの可能性もあるため)」が、お話に出ていました。

私自身が周りの妊産婦さんから耳にしたお話として「2人目(以降)で、前回も順調だったから今回は健診サボっちゃっているんだー」「仕事が忙しくて規定の健診を受けていないの」というケースがいくつかあります(その結果、妊娠週数が進んでからトラブルが判明したというケースも)。
妊娠出産は、毎回まったく異なるものと捉え、上の子がいたり忙しかったりして体に負担がかかるからこそ、妊娠中の体調や赤ちゃんの様子を定期的にチェックしてもらうことも、欠かせないと感じています。

安心して妊娠・出産・子育てができるためには、何が必要で、それぞれの当事者は、どう考え、何ができるのか、今後もたくさんの方々のお話を伺いながら考えていきたいと、あらためて思いました。

*妊婦健診費用の助成の一例として、杉並区では、11月から新たな制度が始まります。
 http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=507630
(広報すぎなみ H19.9.21 NO.1819をご覧ください)
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AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・NARD認定アロマテラピーアドバイザーの2児(7歳&1歳ちょうど)の母が、杉並にて開いているちいさなクラスです。
親子向けアロマテラピークラス&妊娠出産産後育児にかかわるクラスを開いています。近隣エリアに住むこれから産むかもしれない人~妊婦さん~産後の方~先輩ママが考えあい、学び合い、つながり合い、その輪がゆるやかに広がっていくお手伝いができればと思っています。
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